昭和40年代の百葉箱|当番で記録した気温
昭和40年代の学校にあった百葉箱の記録係を手がかりに、当番で気温を読み取った時間を振り返ります。学校行事の仕組みと個人の記憶を分けて扱います。

60代の時間軸
確認できる背景として、学校の校庭には気温や湿度を計る温度計を収めた白い箱が設置され、当番の児童が定時に数値を記録する係を務めることがありました。ただし資料が示す道具や仕組みと、家庭や地域で実際に使われた時期は同じではありません。ここでは全国一律の経験とはせず、公開資料で確認できる範囲と個人の記憶を分けて扱います。
記憶の場面では、決まった時刻にノートを持って校庭へ出て、白い扉を開け、中の温度計の目盛りを読み取りました。読み取った数値を黒板の記録表や係のノートに書き写し、次の当番へ引き継ぎの内容を伝えました。使う前の準備から終わった後の片付けまでを順にたどると、物の名前だけでは見えにくい当時の生活の動線が浮かびます。
校庭の隅の芝生の上、職員室に近い花壇のそば、風通しのよい場所に百葉箱が置かれていました。手がかりになるのは、扉を開けるときの木の軋み、温度計のガラスの反射、記録表の升目、校庭を渡る風です。場所の明るさや季節、一緒にいた人との距離を一つずつ思い出し、確かでない部分を無理に補わないことが自分の記録を守ります。
いまも学校に残っている場合がありますが、当番が毎日決まった時刻に記録を取る習慣は簡略化されつつあります。便利さの優劣を決めるのではなく、準備や待ち時間、周囲との声の掛け合いが行動へ与えた違いとして、当時といまを見比べます。
思い出の問いは、百葉箱の扉を開けて読み取った気温と、そのとき一緒に当番だった相手を覚えていますか固有名詞や住所を公開しなくても、扉を開けるときの木の軋みや周囲の音など、確かな断片だけで自分の「あの頃」を残せます。
百葉箱の記録係を思い出す三つの手がかり
- まず、60代の百葉箱の記録係にまつわる「場所」を一つ思い出します。家、学校、駅前、友だちの家など、固有名詞がなくても構いません。
- 次に、その場所で一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを一つ添えます。記憶が曖昧な部分は「たぶん」「覚えていない」と書いて大丈夫です。
- 最後に、いまの自分へ一言だけ残します。正しい答えを作るためではなく、次に誰かと話せる入口をつくるためのメモです。
思い出の問い百葉箱の扉を開けて読み取った気温と、そのとき一緒に当番だった相手を覚えていますか
出典と編集方針
このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。
- 文部科学省 白書・統計・資料
- 国立教育政策研究所 教育図書館
- 編集確認日:2026-09-02。出来事の事実確認と、個人の記憶・感想は分けて記載しています。