あアノコロ記憶のタイムマシン
50代 街・暮らし

昭和50年代の蚊遣り豚|縁側に置いた夏の陶器

昭和50年代(1975〜1984年)の豚形の蚊遣りを手がかりに、準備や使い方、場所の記憶を振り返ります。道具の資料と個人の回想を分けて紹介します。

夏の縁側の陶器の豚形蚊遣りを描いたAI再現画像
夏の縁側の陶器の豚形蚊遣りを描いたAI再現画像(イメージ)

50代の時間軸

昭和50年代(1975〜1984年)の夏を、豚形の蚊遣りから振り返ります。蚊遣りは虫よけの火や線香を収める道具で、東京都の収蔵品データベースにも豚形の工程品が登録されています。陶器の形と、内部に入れる線香は別の物として見ていきます。

夕方になると縁側の決まった場所に置かれる。夏の間だけ出して使う道具だった家では、しまっていた箱から取り出すことも季節の区切りになったでしょう。家にあったのが豚形ではなく金属の皿や別の陶器なら、その違いも大切な記憶です。

丸い口、背の持ち手、釉薬のつやは、使わないときにも目に入ります。線香の匂いを思い出す人もいれば、陶器の重さや内側についた跡を先に思い出す人もいるでしょう。再現画像の煙は夏の場面を表すためのもので、実際の設置や使用方法を示す図ではありません。

昔の暮らしを扱う博物館では、蚊帳など別の虫よけの道具も紹介されています。窓辺や寝床で何を使ったかを分けると、一軒の家の中にも複数の工夫があったと気づきます。豚形の蚊遣りがすべての家庭にあった、あるいは昭和に初めて生まれたとはここでは断定しません。

夏が終わったとき、その陶器は誰が片付けていましたか。縁側に置かれた向きや、夕食の音と一緒に思い出す匂いから、その家の季節の過ごし方が浮かびます。色や形を簡単に描き、覚えている場所を書き添えるだけでも、自分の夏の記録になります。

豚形の蚊遣りを思い出す三つの手がかり

  1. まず、50代の豚形の蚊遣りにまつわる「場所」を一つ思い出します。家、学校、駅前、友だちの家など、固有名詞がなくても構いません。
  2. 次に、その場所で一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを一つ添えます。記憶が曖昧な部分は「たぶん」「覚えていない」と書いて大丈夫です。
  3. 最後に、いまの自分へ一言だけ残します。正しい答えを作るためではなく、次に誰かと話せる入口をつくるためのメモです。

思い出の問い夏が終わったとき、その陶器は誰が片付けていましたか。

出典と編集方針

このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。