あアノコロ記憶のタイムマシン
60代 テレビ・映画

昭和40年代の貸本屋|一冊を選んだ棚の前

昭和40年代の貸本屋で借りた漫画本を手がかりに、棚の前で一冊を選んだ時間を振り返ります。貸本業の仕組みと個人の記憶を分けて扱います。

昭和30年代後半〜40年代(1965〜1974年ごろ)の貸本屋の漫画本を思わせる横長の記憶風景
昭和30年代後半〜40年代(1965〜1974年ごろ)の貸本屋の漫画本を思わせる横長の記憶風景(イメージ)

60代の時間軸

確認できる背景として、町の貸本屋では、決められた期間の貸し出し料金を払って漫画本や小説を借りられる仕組みが利用されていました。ただし資料が示す道具や仕組みと、家庭や地域で実際に使われた時期は同じではありません。ここでは全国一律の経験とはせず、公開資料で確認できる範囲と個人の記憶を分けて扱います。

記憶の場面では、棚の前にしゃがみ込み、背表紙を指でなぞりながら気になる一冊を抜き出して表紙を確かめました。帳場で貸出料を払い、期限までに読み終えて返し、続きが気になる巻はまた借りに戻りました。使う前の準備から終わった後の片付けまでを順にたどると、物の名前だけでは見えにくい当時の生活の動線が浮かびます。

商店街の一角、住宅街の路地の店先、駄菓子屋と並んで店を構えることもありました。手がかりになるのは、紙の古びた匂い、棚の木の感触、帳場の算盤の音、返却期限を気にする気持ちです。場所の明るさや季節、一緒にいた人との距離を一つずつ思い出し、確かでない部分を無理に補わないことが自分の記録を守ります。

いまは図書館や電子書籍で借りられますが、狭い棚の前でしゃがんで一冊を選ぶ時間は少なくなりました。便利さの優劣を決めるのではなく、準備や待ち時間、周囲との声の掛け合いが行動へ与えた違いとして、当時といまを見比べます。

思い出の問いは、貸本屋で借りた一冊の題名と、返しに行く道すがら考えていたことを覚えていますか固有名詞や住所を公開しなくても、紙の古びた匂いや周囲の音など、確かな断片だけで自分の「あの頃」を残せます。

貸本屋の漫画本を思い出す三つの手がかり

  1. まず、60代の貸本屋の漫画本にまつわる「場所」を一つ思い出します。家、学校、駅前、友だちの家など、固有名詞がなくても構いません。
  2. 次に、その場所で一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを一つ添えます。記憶が曖昧な部分は「たぶん」「覚えていない」と書いて大丈夫です。
  3. 最後に、いまの自分へ一言だけ残します。正しい答えを作るためではなく、次に誰かと話せる入口をつくるためのメモです。

思い出の問い貸本屋で借りた一冊の題名と、返しに行く道すがら考えていたことを覚えていますか

出典と編集方針

このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。