あアノコロ記憶のタイムマシン
40代 テレビ・映画

昭和末期の巻き戻し機|返却前に済ませた一手間

昭和末期に使われたビデオの巻き戻し機を手がかりに、返却前の一手間を振り返ります。機械の仕組みと個人の記憶を分けて扱います。

昭和末期〜平成初期(1985〜1995年ごろ)のビデオの巻き戻し機を思わせる横長の記憶風景
昭和末期〜平成初期(1985〜1995年ごろ)のビデオの巻き戻し機を思わせる横長の記憶風景(イメージ)

40代の時間軸

確認できる背景として、家庭やレンタル店では、再生機を使わずにビデオテープだけを高速で巻き戻せる専用の機械が使われることがありました。ただし資料が示す道具や仕組みと、家庭や地域で実際に使われた時期は同じではありません。ここでは全国一律の経験とはせず、公開資料で確認できる範囲と個人の記憶を分けて扱います。

記憶の場面では、見終わったテープをケースから出し、巻き戻し機に差し込んでからボタンを押し、モーターの回る音を聞きながら待ちました。早送りの位置で止まっていたテープを最初の場面まで戻し、返却する前にラベルの貸出印を確かめました。使う前の準備から終わった後の片付けまでを順にたどると、物の名前だけでは見えにくい当時の生活の動線が浮かびます。

居間のテレビ台の脇、レンタル店の返却口の近く、貸し借りする家の玄関先にありました。手がかりになるのは、モーターの低い音、テープが巻き取られる振動、機械のプラスチックの質感、終わりを知らせるカチッという音です。場所の明るさや季節、一緒にいた人との距離を一つずつ思い出し、確かでない部分を無理に補わないことが自分の記録を守ります。

いまは配信で頭出しの操作自体が要りませんが、次に見る人のために巻き戻しておく気遣いは形を変えました。便利さの優劣を決めるのではなく、準備や待ち時間、周囲との声の掛け合いが行動へ与えた違いとして、当時といまを見比べます。

思い出の問いは、巻き戻し機の音を聞きながら待った時間と、その日見ていた作品を覚えていますか固有名詞や住所を公開しなくても、モーターの低い音や周囲の音など、確かな断片だけで自分の「あの頃」を残せます。

ビデオの巻き戻し機を思い出す三つの手がかり

  1. まず、40代のビデオの巻き戻し機にまつわる「場所」を一つ思い出します。家、学校、駅前、友だちの家など、固有名詞がなくても構いません。
  2. 次に、その場所で一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを一つ添えます。記憶が曖昧な部分は「たぶん」「覚えていない」と書いて大丈夫です。
  3. 最後に、いまの自分へ一言だけ残します。正しい答えを作るためではなく、次に誰かと話せる入口をつくるためのメモです。

思い出の問い巻き戻し機の音を聞きながら待った時間と、その日見ていた作品を覚えていますか

出典と編集方針

このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。