あアノコロ記憶のタイムマシン
60代 音楽

昭和40年代のトランジスタラジオ|声を外へ連れ出した日

昭和40年代のトランジスタラジオは、家の中の放送を庭や町角へ持ち出す小さな音の箱でした。電池を確かめながら聴いた声をたどります。

昭和40年代のトランジスタラジオと乾電池の置かれた縁側
昭和40年代のトランジスタラジオと乾電池の置かれた縁側(イメージ)

60代の時間軸

昭和40年代のトランジスタラジオは、家の茶の間に固定されていた音を、庭や縁側、外出先へ持ち運べる道具でした。電池を入れ、つまみを回し、雑音の中から放送を探す手順が聴取の始まりでした。

ラジオから流れる歌やスポーツ中継は、聴く場所によって周囲の音と混ざります。風の音、家族の話し声、町の呼びかけが放送と重なり、一つの番組がその日の景色に結びついていきました。

選局つまみの重さ、アンテナを伸ばす感触、電池が弱くなったときの音の変化は、今の配信とは違う身体感覚です。受信しやすい向きを探すために、ラジオを少し動かした記憶もあるでしょう。

スマートフォンなら好きな音をいつでも選べますが、ラジオには偶然聞こえてくる声との出会いがありました。聴き逃した曲を誰かに尋ねることも、翌日の会話をつくりました。

思い出すときは番組名を決めつけず、どこに置いたか、誰と隣にいたか、放送の合間に何をしていたかを書いてみましょう。ラジオは音だけでなく、聴いていた場所を保存する道具です。

トランジスタラジオを思い出す三つの手がかり

  1. まず、60代のトランジスタラジオにまつわる「場所」を一つ思い出します。家、学校、駅前、友だちの家など、固有名詞がなくても構いません。
  2. 次に、その場所で一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを一つ添えます。記憶が曖昧な部分は「たぶん」「覚えていない」と書いて大丈夫です。
  3. 最後に、いまの自分へ一言だけ残します。正しい答えを作るためではなく、次に誰かと話せる入口をつくるためのメモです。

思い出の問いトランジスタラジオを持って、どこで放送を聴いていましたか?

出典と編集方針

このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。