昭和58年ごろのポケット液晶テレビ|手のひらで見た小さな画面
ポケット型の液晶テレビが発売された1983年を起点に、昭和58年〜昭和63年(1983〜1988年ごろ)のテレビを手のひらで見た記憶を振り返ります。

50代の時間軸
カシオ計算機の企業沿革では、1983年6月にポケット型液晶テレビ「TV-10」を発売し、当時世界最小のポケット型液晶テレビになったと説明しています。総務省関東総合通信局の資料では、テレビ放送が昭和28年に始まったことも確認できます。 この記事では「昭和58年〜昭和63年(1983〜1988年ごろ)」を、資料で確かめられる発売・開始の時期と、暮らしの中でポケット液晶テレビに触れた時期が重なる目安として扱います。地域、家庭、学校、手に入れた時期によって体験は変わるため、同じ世代なら同じ思い出があるとは決めつけません。
当時の使い方を思い出してみます。アンテナを伸ばしてチャンネルを合わせ、イヤホンで音を聞きながら、小さな画面に顔を近づけて番組を見ました。電池の減りを気にして、見たい番組の時間に合わせて電源を入れる人もいました。
ポケット液晶テレビがあった場所は一つではありません。勉強机、野球中継を追った外出先、旅行の車内、電器店のショーケースにありました。 都市か地方か、家や学校の決まり、近くの店の品ぞろえによって、記憶の背景は人それぞれです。
音や手ざわりの記憶として残りやすいのは、アンテナを伸ばす金属の音、液晶の淡い光、片耳のイヤホンから聞こえる音、電池ぶたの小さな爪です。年表には残らない感覚をたどると、そのとき近くにいた人の顔まで思い出せることがあります。
いまはスマートフォンで動画を見るのが当たり前ですが、テレビを手のひらで見られること自体が、当時は持ち歩きの夢として語られました。 今と比べるのは、便利になった暮らしを否定するためではなく、当時の手間の中にあった工夫や会話を見つけ直すためです。
ポケット液晶テレビを思い出す三つの手がかり
- まず、50代のポケット液晶テレビにまつわる「場所」を一つ思い出します。家、学校、駅前、友だちの家など、固有名詞がなくても構いません。
- 次に、その場所で一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを一つ添えます。記憶が曖昧な部分は「たぶん」「覚えていない」と書いて大丈夫です。
- 最後に、いまの自分へ一言だけ残します。正しい答えを作るためではなく、次に誰かと話せる入口をつくるためのメモです。
思い出の問いポケット液晶テレビを持っていた人、あるいは見せてもらった場面を覚えていますか?
出典と編集方針
このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。
- CASIO Corporate History Chapter 2(TV-10)
- 総務省 関東総合通信局 テレビジョン放送事業
- 編集確認日:2026-10-16。出来事の事実確認と、個人の記憶・感想は分けて記載しています。