あアノコロ記憶のタイムマシン
70代 街・暮らし

昭和24年ごろの丸型ポスト|町角に立っていた赤い郵便ポスト

戦後初の新しい規格の郵便ポストが作られた1949年を起点に、昭和24年〜昭和45年(1949〜1970年ごろ)の町角の丸型ポストへ手紙を出した記憶を振り返ります。

昭和24年ごろの雰囲気の町角で、木造の店先の横に立つ赤い丸型の郵便ポスト
昭和24年ごろの雰囲気の町角で、木造の店先の横に立つ赤い丸型の郵便ポスト(イメージ)

70代の時間軸

郵政博物館の研究紀要によると、戦後初の新しい規格の郵便ポスト(のちの「1号丸型」)は、1949年(昭和24年)8月に最終図面が完成し、同年11月から配備用の製造が始まりました。「郵便差出箱1号丸型」という名前は、角型の登場を受けた1970年(昭和45年)11月の規格改正で付いたものです。 この記事では「昭和24年〜昭和45年(1949〜1970年ごろ)」を、資料で確かめられる発売・開始の時期と、暮らしの中で丸型ポストに触れた時期が重なる目安として扱います。地域、家庭、学校、手に入れた時期によって体験は変わるため、同じ世代なら同じ思い出があるとは決めつけません。

当時の使い方を思い出してみます。手紙やはがきを投函口に差し入れ、ちゃんと落ちたかを確かめてから帰りました。急ぎの手紙は、集めに来る時刻を気にしながら早めに出しに行きました。

丸型ポストがあった場所は一つではありません。商店街の角、郵便局の前、学校の近く、駅前の通り、坂道の途中の家並みにありました。 都市か地方か、家や学校の決まり、近くの店の品ぞろえによって、記憶の背景は人それぞれです。

音や手ざわりの記憶として残りやすいのは、鋳物の表面のざらつき、投函口の金属のふた、手紙が中で落ちる小さな音、日に焼けた赤い塗装です。年表には残らない感覚をたどると、そのとき近くにいた人の顔まで思い出せることがあります。

いまはメールやメッセージで連絡が済むことも増えましたが、丸型ポストに手紙を落とす瞬間には、相手に届くまでの日数を思う時間がありました。 今と比べるのは、便利になった暮らしを否定するためではなく、当時の手間の中にあった工夫や会話を見つけ直すためです。

丸型ポストを思い出す三つの手がかり

  1. まず、70代の丸型ポストにまつわる「場所」を一つ思い出します。家、学校、駅前、友だちの家など、固有名詞がなくても構いません。
  2. 次に、その場所で一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを一つ添えます。記憶が曖昧な部分は「たぶん」「覚えていない」と書いて大丈夫です。
  3. 最後に、いまの自分へ一言だけ残します。正しい答えを作るためではなく、次に誰かと話せる入口をつくるためのメモです。

思い出の問い近所の丸型ポストへ、誰に宛てた手紙を出しに行ったか覚えていますか?

出典と編集方針

このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。