あアノコロ記憶のタイムマシン
40代 テレビ・映画

平成元年ごろのパスポートサイズのハンディカム|運動会を撮った小さなビデオカメラ

小型の“パスポートサイズ”ハンディカムが登場した1989年を起点に、平成元年〜平成7年(1989〜1995年ごろ)の家族の行事をビデオに残した記憶を振り返ります。

平成元年ごろの運動会の校庭で、チェックのレジャーシートに置かれた小型のビデオカメラ
平成元年ごろの運動会の校庭で、チェックのレジャーシートに置かれた小型のビデオカメラ(イメージ)

40代の時間軸

ソニーの「ハンディカムの歴史」と国立科学博物館の産業技術史資料データベースでは、1989年6月に小型・軽量の“パスポートサイズ”ハンディカム「CCD-TR55」(790g)が登場し、グッドデザイン大賞を受賞したことを確認できます。 この記事では「平成元年〜平成7年(1989〜1995年ごろ)」を、資料で確かめられる発売・開始の時期と、暮らしの中でパスポートサイズのハンディカムに触れた時期が重なる目安として扱います。地域、家庭、学校、手に入れた時期によって体験は変わるため、同じ世代なら同じ思い出があるとは決めつけません。

当時の使い方を思い出してみます。手にベルトを通して構え、ファインダーをのぞきながら録画ボタンを押し、撮ったテープは家のテレビにつないで見返しました。予備のバッテリーとテープを鞄に入れて出かける家庭もありました。

パスポートサイズのハンディカムがあった場所は一つではありません。運動会の観覧席、発表会の客席、家族旅行の観光地、誕生日の食卓、親戚が集まる正月の居間にありました。 都市か地方か、家や学校の決まり、近くの店の品ぞろえによって、記憶の背景は人それぞれです。

音や手ざわりの記憶として残りやすいのは、テープが回るかすかな音、手のひらに収まる重さ、ファインダーの小さな光、長く撮ると熱をもつバッテリーです。年表には残らない感覚をたどると、そのとき近くにいた人の顔まで思い出せることがあります。

いまはスマートフォンで動画を撮ってすぐ共有できますが、テープを入れ替えながら撮った映像には、あとで家族で見返す行事の時間がついていました。 今と比べるのは、便利になった暮らしを否定するためではなく、当時の手間の中にあった工夫や会話を見つけ直すためです。

パスポートサイズのハンディカムを思い出す三つの手がかり

  1. まず、40代のパスポートサイズのハンディカムにまつわる「場所」を一つ思い出します。家、学校、駅前、友だちの家など、固有名詞がなくても構いません。
  2. 次に、その場所で一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを一つ添えます。記憶が曖昧な部分は「たぶん」「覚えていない」と書いて大丈夫です。
  3. 最後に、いまの自分へ一言だけ残します。正しい答えを作るためではなく、次に誰かと話せる入口をつくるためのメモです。

思い出の問いパスポートサイズのビデオカメラで撮った、あるいは撮ってもらった場面を覚えていますか?

出典と編集方針

このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。